現在東京や大都市圏では葬儀場、火葬場が混雑し満杯で予約が急には取れないという事態が生じています。死亡者数が増えていることと、火葬場の不足が主な原因です。予約を入れても3日以上、或いは1週間とか先まで満杯ということも珍しくありません。一方、人の死は往々にして突然やって来ます。長らく病床にあってもその死の細かなタイミングはなかなか予測出来ません。そこで遺族にとって困るのが遺体の扱いです。夏場は勿論冬場でも何日も自宅に遺体を置いておくことは難しいでしょう。
葬儀には一般的なタイプや家族葬など様々なタイプがありますが、著名人などによって行われることがある密葬が注目されています。密葬に興味がある人は事前に確認して、基礎知識を身に付けておくことをおすすめします。このタイプのお葬式は名前からもわかるように、親しい人の間で秘密に執り行われます。従って周囲の人々に知られないように準備する必要があり、親族に対してはこのタイプの式を行うということに関して予め相談しておいて理解を得る必要があります。
葬儀を執り行う際にはまず喪主を決めることになります。喪主は告別式はもちろんのこと、通夜式でも重要な役割を担います。喪主は僧侶や弔問客の送迎は行わず、遺体が安置されている祭壇の前に座り弔問を受けることが一般的です。通夜式では、僧侶が退場した後に、弔問客に挨拶をします。何を話せば良いのか悩みのタネとなる人が多いのではないでしょうか。まずはお通夜に参列していただいたことに対するお礼からはじめましょう。その後は故人のエピソード、そして通夜ぶるまいを行う際にはその案内、そして葬儀ら告別式の案内もし、最後に再びお礼の言葉を述べます。
遺品整理に関する事でお悩みでしたら、不用品回収業者へ相談する事をお勧めします。急速に高齢化が進む現代社会において、ご家族や親戚等に急な不幸が生じてしまう事が珍しくありません。葬儀・告別式を滞りなく済ませた後で、故人の遺品整理を行うケースが一般的です。ところがいざ遺品を整理する段になると、抵抗感を抱いてしまいなかなか作業が捗らないと感じる方が大勢いらっしゃいます。故人と血縁関係が近くなればなる程、遺品に対し愛着を感じてしまうからです。
遺品整理の仕事は残された家族だけのものではなく、生前からコツコツと自分で行っておくことです。遺品整理でイメージするのは、大量の衣服や食器などの処分だけではなく、日ごろから愛用しているパソコンや携帯電話などのデータの整理や普段利用しているショッピングサイトなどの会員のパスワードなども紙に書き記しておくことや銀行預金や株などを始めとする金融資産の整理も大事な整理の一つです。そして、残された家族に最もみられたくない秘密の趣味を持っている人は、早々に処分をしておくことです。